例えば時計がいくつかあったとして、それが各々違う時間を指していたら、 どれが本当に正しい時間なのかは分からない。 しかし、現時点(21時00分)で カンボジアの現在時刻は19時00分であり アルジェリアの現在時刻は13時00分であり、 トリニダード・トバゴの現在時刻は08時00分であり、 アラスカの現在時刻は03時00分である。 そして、どれも「正しい」時間である。 時間というのは概念的なものなのだ、と思うと同時に、 標準時や時計という尺度を最初に思いついた人は偉いと思う。 あ、そういえば、今日は会社に遅刻した。 ・・・標準時や時計なんて厄介なもの、誰が最初に思いついたんだ、全く。 *** 時計といえば、「大きな古時計」という童謡があるだろう。 小学校の頃に一度は歌ったことがあるのではないだろうか。 また、平井堅が歌ったことでも有名である。 あの「大きな古時計」に続編があったという話を最近知った。 ・・・こ、これは・・・平井堅が歌っても到底ヒットしそうにない。 いい話のまま終わるかと思いきや、どうにも救いのないエピローグ。 「チコタン」並みの急転直下である。 アメリカ人も、冥王星が惑星から除外されたことに抗議するくらいなら、 「大きな古時計」のこの扱いにこそ抗議するべきだと思う。 |